関係者によると、「サンローラン(SAINT LAURENT)」は同ブランドのパロディTシャツのメーカーに対して訴えを起こしたようだ。同パロディTシャツは「イヴの存在しないサンローランなんて(Ain’t Laurent Without Yves)」というロゴをフィーチャーしており、最近ファッショニスタの間でブームを巻き起こしている。
また「サンローラン」は、パリのセレクトショップであるコレットが、同Tシャツを販売したため、15年間に及ぶビジネスを終了した。同ブランドはコレットの2019年リゾート及び春夏コレクションのオーダー、卸価格で総額10万1191ユーロ(約1335万7200円)をキャンセル。コレットのサラ・アンデルマン=クリエイティブ・ディレクター兼パーチェシング・マネジャーは「セレクトショップは、販売する商品を自由に選ぶ権利がある」と主張。「サンローラン」のパロディTシャツを販売しているヨーロッパのセレクトショップは他にもあるが、オーダーのキャンセル及びビジネス終了の通達を受けたのはコレットのみのようだ。